五節句

 (K・N/50代・男性)

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去る7月7日は七夕でしたね。

・・・“去る”って書いてるけど実際にこれを書いてるのは七夕前、ホントは”来る”が正しいんだけど、そこは読む人に合わせて(笑)

七夕は五節句のひとつですが、そもそも五節句って何?と思う人も多いと思いますので今回は五節句についてのお話を(^_-)b

 

節句自体は五つに限らず幾つもあって様々な年中行事を行う節目の日であり、節句を祝う会(要は宴会)を「節会」、その会で振舞われる食べ物を「節会料理」と言い、これが「おせち料理」の語源だそうですが実はお正月元旦も三が日も五節句には含まれていないんです。

では五節句とは?と言うと、江戸時代に幕府が幾つかあった節句の中で特に大事な節句として五つを選び祝日と定め、これが庶民の間に広まったもので以下の五つになります。

 

1. 1月7日 人日(じんじつ)= 七草の節句

節会料理は当然「七草粥」。とはいえ、お粥自体が苦手な自分にはあまり嬉しくはない節句

2. 3月3日 上巳(じょうし)= 桃の節句

節会料理は「菱餅」や「白酒」など。しかし女の子の節句(雛祭)のイメージが強く自分には関係ないなと思う節句

3. 5月5日 端午(たんご)= 菖蒲の節句

節会料理は東日本は「柏餅」、西日本は「粽」。と言う事は童謡「せいくらべ」は西日本の唄だったのかと、でも富士山も出てくるけどなぁ・・・まぁ富士山は全国共通の名山だから(日本中に〇〇富士の多い事(笑))

4. 7月7日 七夕(しちせき)= 七夕

節会料理は「素麺」。七夕飾り、綺麗だけど短冊に書いた願いの叶った事なし(悲)

そもそも、こと座のベガとわし座のアルタイル、15光年も離れてるのに一晩で移動して逢瀬なんて事が無理なんだから、願いが叶うはずもないか(笑)

5. 9月9日 重陽(ちょうよう)= 菊の節句

節会料理は「菊の花を浮かべた酒」。多分、この中で一番マイナーな節句でないかと思いますが個人的には一番好きな節句です。だって、節会料理が菊の花を浮かべた酒ですからね。

時期的には残暑真盛りですからキンキンに冷やした冷酒に菊の花、肴は菊の酢の物がいいなぁ、酒には黄色の菊、酢の物には紫の菊が合いそう(嬉)

 

あ~、飲みたくなってきちゃったし、今回はこのくらいで。